2011年2月27日日曜日

ミントスリーピン/ミントスリーピン (1981)


Mint Sleepin'/Mint Sleepin'
未発表作品(1981年録音)
CD:オフノート/off note NON-16(2002年7月16日発売)

収録曲:
01. 歩いてゆこうよ 
02. ひとりでいた 
03. たしかいたはずだった 
04. きえてくメロディー 
05. おじさんとおばさん 
06. ひどくかわいた風の中に立って 
07. うたううたうたい 
08. ひとつ言葉おぼえるごとに 
09. 水の中で 
10. かれた川のように(作詞・作曲:ビッケ・オクノ修)
bonus track:
11. 自転車のり(作詞・作曲: 森康子)[バンブーネット] 

作詞・作曲:オクノ修
※注記のある作品をのぞく

1981年録音(Studio Take One/京都・川端今出川)

MINT SLEEPIN':
オクノ修:vocal, guitar
森康子(BIKKE):guitar
福島健:mandorin
眞鍋尚人:keyboards
林じろう:bass, violin
野村哲治:drums

BAMBOO NET:
森康子(BIKKE):vocal, guitar
福島健:mandorin
オクノ修:drums

1979年頃、僕がよく行っていた『むい』という、しぶいフォークやロックなんかをかけたりするコーヒーハウスにも、ニューウェイブ、パンクの波がおしよせていた。それまでブルーグラスっぽい事をやっていたマンドリンの福島君もむいで働いていて、レコード屋に行っては何か新しいバンドのレコードを捜してきて店でかけていた。
僕が好きだったのは、XTCやトーキングヘッズの1枚目、あとはニック・ロウやコステロを聞いていたのだけれど、そんな頃にコンサートで出会ったのが『アーント・サリー』だった。
もちろんヒューは美しくて好きだったけれど、とりわけそのメロディーと、黒いあやしげなレスポールギターから出てくるかゆい所をかきむしるようなビッケさんの音に圧倒された。
解散するまで何度もライブを見て、そのあとS-KENというバンドのサポートをしていた時、初めてビッケさんに声をかけた。僕の『ビートミンツ スローミンツ』というテープを聞いてもらい、気に入ってもらえた所から一緒にできないかと思うようになったのである。
2回か3回のライブとリハーサルスタジオでの演奏をして、すごく短い間でミントスリーピンは終わったけれど、僕はひそかにリハーサルのテープを編集して一人で楽しんでいた。それがこのCDの音源でありますが、1人では絶対にできないバンドのマジックが今聞いても新鮮!と自分で言うのも何ですがステキな音を残せて良かったと思います。
(オクノ修、2002年3月13日/ライナーノーツより)

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